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抱き締められている
先輩の大きな身体が
小さな私を丸々包んでいて
ちょっと軽くパニックになった。
どうしていいのか分からず
どこに力を入れる、とか
手はどこに置いたらいい、とか
目は閉じた方がいいのか、とか
とにかく
何も分からなかった。
だけど
こういうのも
きっと自然、なのかな。
落ち着く匂いとあたたかさに安心するのは
当たり前の事なのかな。
不安と焦りが
いっぱい渦巻いていたのに
もう、そんな影さえなくなるのは
どうしてだろう。
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