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「あと筋トレもしねぇと」
出ました蓮之介の筋トレ。毎日汗まみれになるまで鍛えるとか正気の沙汰ではない。そのおかげもあって、こいつは海に行けば注目の的になるほど肉体美ではある。
「好きねぇ。良くもそんなだるいことを……ふわぁ……」
横になった途端欠伸が出るのは才能だと思っている。
「荷物来たら起こしてやるよ」
そう言いながら蓮之介は煙草を咥える。未成年の喫煙、ダメ絶対。しかし恐らくこいつのストレスの元凶は俺のダルがり屋な性格故に何とも言えない。こんな無気力人間のおもりをすればストレスも溜まるだろう。と、他人事のように言ってのける俺も俺だとは思う。
「部屋で吸っても良いけど極力窓際で吸ってくれ」
窓が開いて、心地の良い春風が部屋を満たす。優しい空気の中深く呼吸をして直ぐに俺は眠りの世界へと誘われた。
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