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『ケイジ様、ついでに言うと水晶が光ったのは太陽のせいじゃないですよ』
続いて言ったナオトにケイジが不思議そうな顔を向ける。
『は?マジで?だって、めっちゃ光ってたぞ』
『いや、それは水晶がケイジ様を呼び戻すために光を放っていたんだと思います』
ショーキチも苦笑いを浮かべながら言う。
『え?この水晶ってそんな力あんの?』
ケイジの発言に三人は言葉を失った。
『ケイジ様、よくお戻りになられましたね…』
ナオキが言うとケイジは嬉しそうに笑った。
『だってあんなすげーことが起こったら、誰かに話したくなんだろ!ナオキに聞いてもらおうと思って急いで帰ってきた』
その言葉を聞いたナオトとショーキチは声を上げて笑う。ナオキは笑いを堪えようとしていたが、堪えきれずに肩を震わせていた。
『なんで笑うんだよ!』
三人の様子にケイジは不機嫌そうな顔をしていた。
『いや、ケイジ様らしいっつーか…』
『腹痛い…』
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