いちる

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「いち…口を開けて」 「あ…ン…ふぅ…」 薄く開いた唇を割って 唯ちゃんの熱い舌が入り込んで来る 「いちる…こっちも忘れないで」 唯ちゃんの舌が出て行くとすぐに愛ちゃんの舌が入って来る 「んっ…あン……」 キングサイズのベッドの真ん中で 僕は唯ちゃんと愛ちゃんという親戚の双子のお兄ちゃん達に かわるがわるキスをされていた 「はっ…あ…苦しいよぅ…」 キスの経験なんて全く無い僕は 息の仕方がわからなくて 上からのぞき込んでいる唯ちゃんと愛ちゃんを 涙ぐんだ目で見上げた 「いちるはキスしたこと無いんだね」 愛ちゃんが僕の頭を撫でながら言うから こくんとうなずいて目をごしごし擦った .
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