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「百年に一度の機会でね、すごく大きな月はご利益があって、お供えをして祈るとどんな願いでも叶うそうだよ」
「ほんと?子供授かるかな?」
真人は自分のお腹に手を当てる。
遊は顔に苦笑いを浮かべて「んーそれは生物学的に無理かもしれないけど、この家に子供が来ますようにってお願いしてみようか?」
「うん、やってみたい……わっ!遊、どこ触ってるの!」
気がついたら、遊の無骨な手が背骨をなぞり、下へと降りて柔らかいお尻の肉をさわさわと撫でていた。
「もう夜も更けたから考え事はお終い……これからは大人の時間……チュッ」
軽く重ねただけの二つの唇を離すと、遊は真人の首元に顔を埋めた。
首元に遊の薄い唇が吸い付いて、細いうなじをなぞるように舌を這わす。
「んっ、あ、...」思わず真人は甘い声をあげた。
襟元から手が進入し、真人の肌を味わうように鎖骨をなぞりながら、下へおり胸の突起を指先が掠めた。真人の体が刺激にビクッと震えた。
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