第2章

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やだやだやだ。 指、が。 中で、動いてる。 「ーーーーっぁ、あっ……や、め……うぅ!」 クリームがこねられるような音がぐちゅぐちゅと部屋の中に響き、 指が出し入れされる度に言いようのない感覚が全身を襲って来た。 気持ち悪い。 苦しい。 変。 やだ。 頭の中がグチャグチャになりそうで、俺は必死に須藤さんへやめてと叫んだ。 「っは、はあっ、うぅ……やめ、て……すど、さんっ……!」 俺の願いとは裏腹に、指がまた一本増える。 入り口を広げるようにこねられると、気持ち悪さとは違う感覚が腹の下を突き抜けた。 「あぅっ、ゃ、それ嫌っだ……!!」 指の先が中の壁を擦り、そこからあり得ない感覚がじわりと広がる。 嘘、だ。 気持ちイイなん、て。 絶対、違う! 「可愛いなお前…………ここがイイのか?」 もう一度同じ場所をグリグリと押され、まるで女のように嬌声を上げながら俺の体が大きく仰け反る。 「っひ、ゃ、あっ……ぁあ……」 涙がじわりと浮かび、感じたことのない快感に全身が震えていた。 こんな感覚、俺は知らない。 こんな風に責められたことなんか、一度だってない。 快楽と、そして惨めな気持ちが合わさり、涙がポロリとこぼれ落ちる。 なん、で。 こんな、ことーーーーーーーー。 そう思った瞬間、また指先で執拗にそこを責められ、俺は呆気なく果ててしまった。
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