第2章

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体も。 心も。 悲鳴を上げているようだった。 「っぅ、あ!あっ……っは、はぁっ……!!」 中に入って来た須藤さんは、そのまま一気に奥まで俺を貫いて行く。 苦しくて。 でも何故か、気持ち良くて。 きっとしつこく指で慣らされたせいだ。 すでに俺の中の理性はぶっ飛んでいた。 「っひ、ソコ!やっだ、やだ!」 須藤さんが動く度に、何だかよく分からない場所が苦しいほどの快感を連れて来る。 津波のように押し寄せては俺の中を侵し、甘い痺れは刺激が強すぎて頭がクラクラした。 離して欲しくて腰を引いても、すぐさま須藤さんに引き寄せられてしまう。 「逃げんなよ、早川。気持ちいいんだろ?」 須藤さんの低く艶めいた声さえも、俺の中に表し様のない疼きを与えて行く。 「っや、め、あっ!やだ、はあっ!」 息がし辛くなるほどの気持ちよさに涙が溢れた。 須藤さんの全てが。 俺を侵して行く。 その体も、声も、眼差しでさえ。 須藤さんの全てが俺を侵食し、一切がこの人で染まって行くようだった。 「はっ……マジで可愛いな、お前。持ってかれそうだわ、やべぇ」 「あっ!んっ……ぅ、んっ……!」 強引に舌を口の中に捻じ込まれ、飲み干せない唾液が口の端からこぼれ落ちた。 キスをしながら突かれると、今まで以上に刺激が増して伝わって来る。 嫌、なのに。 無理やり、なのに。 なんでこんなに、気持ちいいんだよ。
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