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「だって…」
「お互いの裸なんかもう数えきれないほど見てるだろ?」
「そ、そうだけどさ。 一応その…、礼節とか、礼儀とか、…何とか……」
最後はなぜかごにょごにょと誤魔化す形になった。
「ひ、久しぶりだから、何か、ちょっと、恥ずかしいもん……」
確かに全部見てるし、見られてるわけだけど。
なんかこう、それとはちょっと違う恥ずかしさがあるんだよね、お風呂って。
明るいし、全裸だし…。
「ま、女はいくつになっても多少の恥じらいがある方が、可愛いのは事実だけどね?」
言いながら、圭介はあたしの頭のてっぺんにキスを落とした。
「俺がいない間の一週間、いい子にしてた?」
それから、彼の両方の腕があたしの胸の上で交差し、ぎゅっとして。
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