3.AM7:00~

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カーテンが半分だけ開いているんだ。 体を捻じれば光はそれ以上僕の顔に刺さない。 休みの日は、咲子は僕を寝かせてくれる。 起こしてくれればいいのに、と言ったこともあるけど。 咲子は笑って首を傾げていた。 「こういう一人の時間も悪くないなあって。」 文庫本、マグカップ、キャラメルの包み紙、 ネイル、通販カタログ。 朝食の時には片付けられているに違いない、小さなモノたちがダイニングの空気を少しずつ起こしている。 大抵は雪子の好きなアニメのオープニング曲が流れて、朝食の匂いがして僕も起きる きっとそろそろだ 雪子 そうだ、咲子は出かけるから雪子を起こさなきゃ 起き上がったが、静かすぎる 雪子を探したが、 いつも遊んでいるリビングにも和室にも居ない ダイニングテーブルの上に、紙があった。
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