記憶

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朝食を食べながらわたしは考えていた。 (それにしても今朝の夢…そして歌。気になるな…) そんなことを思いながら食べていると 「どうしたのですか?ご飯美味しくなかったですか?」 さくらが心配そうに聞く。 「いや、美味しいよ。ねぇ、さくらって、どうしてこんなに料理が上手なの?」 考え事を悟られないように話をすり替えた。 「わたし、料理は得意なんですよ♪精霊は人間と同じようにご飯を食べれますから♪」 「へぇ。なんか意外だな。何も食べないと思ってたからさ。 ほら、さくらがここに来てから殆ど食べたような感じがなかったから。」 「人間ほど食べないですけど、ちょっとは食べますよ♪ それにわたしは作れるのが好きなので♪」 (料理が趣味とか理想のお嫁さんですな(笑)しかも美味しいし(笑)) 「へぇ。そんじゃ、沢山美味しい料理を作ってくださいな。」 「は~い♪任せてください♪」 と、こんな遣り取りをして家を出た。
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