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母には薔薇のように真っ赤なレッドアイ。
私にはオレンジに輝く太陽のようなスクリュードライバー。
母はレッドアイを飲みながら話し出した。
「ロスの講演は大変だったよ~。スタッフが時間間違えちゃって会場には講演時間ギリギリに到着しちゃってね。」
「それからどうなったの?」
私がそう聞くと、
「30分遅れで講演させて貰いましたわよ。でもねスタッフが…」
と、容量の悪いスタッフへの愚痴タイムが始まる…
(女性は話を聞いて欲しいだけだとは良く聞くが母を見てるとほんとそう思う。正直早く終わらないかなと思う。)
延々と続く愚痴を相槌を打ちながら聞いていると、
「話は変わるけど、けんちゃんはいつ結婚するのかしらね?」
[ゴホッ!]
突然過ぎる話におもっいきりむせました(汗)
「ちょっと母さん(汗)いきなりその話題?」
焦る私を見て、
「そうだよね。そろそろお嫁さんを貰っても良い歳だよね。」
マスターにまでそう言われる始末。
「ちょっとマスターまで(汗)何を言うんですか。」
そう言いながら頭をかいた。
「もうけんちゃんも24でしょ?」
続けて母がそう言う。
「だったらせめて”ちゃん”付けしないでよ(汗)」
私がそう言い返すと
「結婚したら”ちゃん”付け止めるわ。良い感じの人いないの?」
はい。完全に母が一枚上手でした。
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