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いきなり願い事を言えと言われてもね…
「取り敢えず百万円ください。」
本当に取り敢えずで言ってみた。
「少し待っててくださいね。」
女の子はそう言うと
[モワモワモワ…]
部屋一面が白い煙に覆われる。
[ドサッ!]
ドサッ!と言う音がしたかと思うと、札束があるではないか!
「おお!マジですか!」
札束を触りながら数えてみる。 うん。本当に百万ある。
そう言い私は、雑誌のカタログを取り出す。
「これとか、こっちとか、あとこれも、いける?」
腕時計やら、カバンやら、アクセサリーやら、色々と要求してみる。
「…任せてください♪ 少し時間がかかりますよ。」
そう女の子が言うと
モワモワまた煙が出てきた。暫くすると、ドサッドサッドサッ!煙が引いた後、そこにはキラキラの腕時計や見るからに高級そうなバック、高価な釣り竿、要求したものがそこにあるではないか。
「やっほー♪こりゃ凄い!ありがたい。」
そう言って喜んでいると、
バタッ!!
突然女の子が倒れた。 慌て駆け寄ると
「はぁ…はぁ… ちょっと、力を使い過ぎたようです…」
そう言うとぐったりとなった。
「えっ?」
怖くなって息を確認…。[スースー]
取り敢えず息はしている。
布団をひきそこに寝かすことにした。
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