出会い

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「うわ~凄い♪」 沢山の人。行き交う車。聳え建つ高層ビル。 さくらには全て初めて見るモノなのだろう。 兎に角凄いの連発だった。 そして、話し方もいつもと違っていた。 恐らくこれが本当のさくらなのだろう。 さくらがわたしに気を使っているのはわかっていた。仲良くなる為にも、街に繰り出して正確だったのかな? 「さて、さくら、何をしたい?」 わたしはそう聞いた。 「えっと… お任せします♪」 予想通りの反応なので 「じゃぁ、その辺をブラブラしょうか?」 「は~い♪」 ブラブラしながら途中雑貨屋さんで、さくらにプレゼントを買ってあげた。 映画館とかも考えたが、テレビの件があったから止めた。 さくらは純粋だな。そして何よりも笑顔が可愛いかった。 ただもっと人間世界のこともっと教えなきゃね。 ほんとに、この子には不思議な感覚を覚えるのだ。
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