5人が本棚に入れています
本棚に追加
3号館から逃がされある程度の距離を稼ぐと、二人は近場の別荘に侵入した。
1号館にいるはずの三人に会いに行こうともしたのだが、二人にはそこまでの道がわからない。
ぐるぐると真っ暗な道を彷徨うよりは、一旦どこかに隠れた方が良いだろうと判断し、こうして誰の物かわからない適当な別荘に入り込んだのだ。
「はぁ、やっと一息付けたな」
「そうだね」
リビングのソファーに二人が腰を降ろす。
定期清掃が入っているらしく、家具もそこまで汚くはない。
最初のコメントを投稿しよう!