第十六章 信とほたる

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「このまま朝を待って移動しよう。それで良いか?」 「うん、それで良いよ」 「そうか……じゃあ、交代で少し眠ろう。少しでも体力を温存しないと」 「そうだね」 「………………」 ほたるの反応に色々と心配なところもあるが、今はそれにあえて触れずに、必要な事のみを伝える。 「じゃあ、先に寝てくれ。適当に俺が眠くなったら起こすからさ」 「うん、わかった」 「じゃあ、おやすみ。ほたる」 「……おやすみ」 ほたるが目を瞑り、信に軽く寄りかかる。
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