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「華、続けろよ?」 何事もなかったように また、グラスの中身を口に含み あたしの少し乱れた髪を撫で あたしもまた、何事も無かったかのように 元のサヤに戻った。 「……やっぱり、華のは気持ちイイわ」 天井を仰ぎながら 少し、高揚したボイスを発する義兄。 あたしは ゆっくりと ゆっくりと スライドを続けた。
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