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あたしは タマゴサンドに、かじりついた。 要はアンタが黙ってくれれば イーだけの話で 誰も食べないとは言ってない。 「……そうですか」 ちょっと残念そうに 呟いている感じがする三神センセーを 全く無視しながら あたしは残りを平らげた。 三神センセーは どうしてあたしの横に座ってるんだろう しかも 会話も無く。 ただ、座っているだけ。 「咲良 華……咲良君」 三神センセーは唐突にあたしの 名前を呼んで どこで仕入れたんだ……名前…… 「なんですか」 こちらに向いた彼の視線を 感じてはいたが あえて、見ずに答えた。
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