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本棚に追加「咲良」
ついつい、眠りこけていた学食で
不意に肩を揺すられて
重たい瞼をやっとの事で持ち上げた
「ゆーこ」
「ごめん、お待たせ」
雄子はコロコロと笑って
向かい側の席に座る。
「どうしたの」
眠さを振り払うように
目尻を擦り、欠伸を一つ
その様子を見た雄子は
「咲良は、どんな事してても綺麗だねー」
「はぁ?」
首を傾げるあたしに
雄子は、そうそう、とあたしを
呼び出した訳を話し出した。
ついさっき四限が終了する間際
ラインで呼び出されたあたしは
雄子より先に着いていて
もう初夏にかかろうという陽気に
誘われて
睡魔に飲み込まれた矢先、起こされたのだ。
「あのね、あたし書き直して
提出、したの」
唐突に言われた事だったけど
それが何を指すのかが
直ぐに理解出来る。

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