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浮世離れした世界を造り上げよう 耳から得る非接触愉楽の空間で 極上のお預けを楽しんでもらいたい 「華には耐える事を覚えてもらう」 オレは鎖が繋ぐ枷を華の右足首と ソファの脚に填め込んで その場を立ち去った こちらも無傷ではいられない 痛む程に熱を滾らせた 欲棒(ヨクボウ)が解放をせがんでいる 「…ックソ」 着ていたモノを剥ぎ取り 締め付けていたモノを脱ぎ去り シャワーを全開にして 滝のように頭から被る 両手を壁につき身体を支え 自分の欲に視線を落とした 「あの時と、同じか… いや、手の届く範囲にあるぶん酷いか…」 自分で気概を示した筈なのにこの有り様とは、鬼が笑うわ 懐柔されているのは オレの方かもしれない… ボディソープを塗りつけた右掌で 徐に握りしめ、黒い箍を外し ソレが快楽を放つまで、自ら擦(コス)りあげた
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