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暫しのブランク
見つめ合う二人。
「ああ、Miss咲良、いけません
そんな瞳でワタシを直視シナイデクダサイ
動悸がシマス」
額に手を当て、首を振る。
「は?」
バーグ先生って、こんな感じのセンセイだっけ?
「貴女は本当に美しい、それは武器でもあり、逆に諸刃の剣デス」
も、モロハノツルギって……
ここまで日本語の詳細にたけているイギリス人って
どんな修業をしてきたんだろうか……
「しかも、今までに無い魅力も兼ね備えてしまって
才色兼備とは正に、まさしく、貴女の事デス」
な、なんで、二度、強調する?
最早、バーグ先生から飛び出す
素晴らしくも
驚くばかりの語学力の凄まじさに
魅了されてしまい、カウンセリングの域を随分飛び出してしまった感、否めない自分に
薄笑いが浮かんでくる。
「……貴女は周囲が放っておかない、存在デス
良くも、悪くも」
ピシリ、と言われたそのセリフ
バーグ先生の顔から笑顔が消えた瞬間だった。
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