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彼女はオレに少なからず
惹かれているだろうカラ
今日は月が満ちてきた
幻想的な部屋で現実を見せてやろう
オレの醜い妬心を
案の定、そばまでやってきた
華の瞳が動揺している
今から起こる事への憂いと想望に
濡れた髪と同じように
盛大に濡れてもらおう
ひょっとすると
お前の目に映るオレは
艶(アデ)やかで、肉惑的かもしれない
だが、違うんだ
ただお前を照臨(ショウリン)したいがための
オノレのヨク
それを顕示した瞬間
お前のその美事(ビジ)な瞳が一回り
膨らんだ事を
オレはどう捉えればいい?
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