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身体が燃えるぐらいの
憎々しさを
どうやって押さえろというのか
ほぼ、真水を浴びながら
壁に両手をつき、その正面を睨み続ける
そこを出て
向かった先はやっぱり華の部屋で
布団に潜り込んで、後ろから彼女の暖かさを
また、奪う
よほど疲れているのか
さっきの電話にも、オレの多少強引な割り込みにも
全く目を覚ます気配はなかった
目を閉じると
華の寝息が呼び水となり、オレも瞬間に微睡む
そうして
どれくらい経ってからだろうか
覚醒へ向かう、黒の途中で華を強く引き寄せたのは
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