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とにかく 訳が分からない。 どうしてココまでしなきゃならないの とか。 どうしてつい、最近のモノまであるのか とか。 「どうするか、分かる?」 一歩一歩あたしに近づく吉田さん 「もちろん、姉さんとオニイサンの婚約破棄に使うよ?」 いつ、発表するかは、内緒、と、 ウィンクを飛ばしながらの仕草に寒気が身体を貫く。 それでも 写真から目が離せずにいて 気付いた時には目の前に迫っていた吉田さん 「あ、こっちの彼氏のはオマケ 美男美女で、あまりにも気高いシーンだったからさ 記念にあげるよ まぁ、それを良く思わないヤツもいるかもしれないけどね」 まるで、全てがフリーズしたみたいに 動く事を忘れていて。 「ふーん、オニイサンの唇の傷、華ちゃんがつけたんだ」 顔が、近付いたと同時に喉を掴まれた。
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