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短く切れるブレスと タブと擦れる肌の音 乾いた肌に纏わせたボディソープが 斑に白く模様を描く 厭らしい イヤラシスギテ 脳が、沸騰する 遊んでいる 華が、ボディソープを手に取り オレの首筋からブレストをキャンバスにして 描き続ける 水分を含まないそれは 直ぐに掠れ、また、新たなボディソープが彼女の掌の上に落とされた オレを跨いで 揺れながら 画伯は、一心不乱にキャンバスを塗り潰す 「……ア」 細い喘ぎは聴覚を 弾む肢体は視覚を 纒う液体は嗅覚を それぞれに挑発して 興奮へと促していく 長い髪が所々、素肌に張り付き それがまた、卑猥さを一層レベルアップさせた
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