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奏さんのヤル事、ナス事は
あたしに鮮烈な印象ばかりを与えてくる。
支配される事には慣れていたつもりだったけど
今まで慣れてきたモノなんて資するモノじゃなかった。
「堪らない」
そんな風に言われただけで
全身に這う快感。
ギュウと、さっきよりも強く捕まれた髪に
強制的に反らされた喉元を見られる事に
沸き立ち
喘ぐように唾液を飲み込んだ。
目の端にパチパチと爆ぜる紅い閃光
瞼の裏でグルグルと混ざる黒い長円
かき混ぜられている音があたしの羞恥に拍車をかける。
ただソコに在るだけで
何度も光を見て、何度も背骨がアーチを描いた。
繋がる
繋がっている
甚だしいほど偶然だったけど
満を持して迎えた筈のこの時なのに
あたしはまるで何もかもに歯が立たない。
「きゃ,アア」
恥ずかしくて、イク
初めての経験だった。
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