短編小説 今日の妻

今日の妻

今日の妻は

「食事にします？それともお風呂に入りますか？」

と聞いてきた。

「いや。政府の政策どうり子作りが先だ」

祐介は答えると

今日の妻をソファーに押し倒した。

「せっかちねぇ」

今日の妻が形だけの抵抗をするも

祐介は今日の妻の服を

手早く脱がせた。

昨夜の妻は物静かで

少しふくよかで

着物が似合う妻であった。

「あん。あん」と押し殺したあえぎ声が

祐介の男の部分を刺激した。

しかし、今日の妻は

「もっと、もっと」

体をくねらせ

積極的に祐介を求める。

「男冥利につきるな」

祐介は、今日の妻の上に下に

欲望にまかせ

ふたり同時に光に包まれ

爆発するまで

行為を続けた。