第2章

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渚「どうだ?コツは掴んだか?」 千里「コツもなにも、私が攻撃したら必ずクリティカルヒットになるんだけど・・・・」 渚「そりゃあLUK500が1層の雑魚相手にしてんだぜ。逆にクリティカル連発しない方が異常だな。」 千里「な~んか作業みたいになっちゃったね」 渚「・・・退屈か?」 千里「ちょっとね。私、これが初めてのゲームだからさ。なんていうんだろ、もっとハラハラドキドキするもんだと思ってたな~」 渚「そうか・・・ならちょっと無茶するか?」 第99層 ボスの間 第99層ボス 海神ポセイドン 『まずは人間の分際でここまで来れたことを褒めてやろう』 渚「黙れ髭面クソ爺。」 『グッ・・・!?』 渚「今だ千里!!」 千里「り、了解!!」 ~少し前~ 千里「ね、ねえ渚君?此処って何層?」 渚「最前線の99層」 千里「へ、へ~そうなんだ。じ、じゃあこの立派な扉は?」 渚「ボスの部屋に続く扉」 千里「なんで!?1層でモンスター狩ってて、少し退屈って言ったら次の瞬間には最前線のボスってどゆこと!?」 渚「初めてのゲーム。初めたばかりの状態で最前線のボスに挑む・・・・ハラハラドキドキすんだろ?」 千里「そういう意味じゃないよーー!!」 千里が落ち着くまで約15分 渚「落ち着いたな。じゃあ作戦説明するぞ」 千里「・・・・うん」←諦めた 渚「まずボスの情報だが、ここのボスは海神ポセイドンだ。」 千里「ふぁっ!?」 渚「一々叫ぶな。んで、部屋に入るとまず何かしら話しかけてくる。その直後に俺がスキル『威圧』でポセイドンの動きを止める。その間ポセイドンは無防備だ。だからその間に千里、できるだけダメージを与えてくれ。流石に99層のボスともなると、止めれて10分だろうからな。」 千里「な、渚君一人でも倒せるんじゃないの!?」 渚「倒せるぞ。けど忘れてねえか?これは千里のレベル上げだぞ」 千里「・・・・・あ」 渚「まあ、お前のロングソードで攻撃したら確実にロングソードがポッキリ逝くからな。これ使え」 そう言って、渚は一本の真っ赤な剣を千里に渡した。 千里「な、なにこれ」 渚「俺の知り合いの鍛冶屋に頼んで作ってもらった剣だ。攻撃力だけなら、聖剣エクスカリバーより高いぞ。」
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