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〔発覚〕
朝目が覚めた。ここ最近はろくに睡眠をとっていなかった所為か、目覚めが悪い。
それにしても、何かがおかしい。あるべきものがない気がする。
セキトウのある研究所のとある部屋。
―コトン
不知火が立ち上がった時、何かに当たったのか。
小瓶が落ちた。
「…あれ、これなんだっけ?」
自分に知らない事は少なくともこの研究所の中にはないはず。
おかしい。何かがおかしい。
「と、とりあえず、大佐のとこにでも行こうか」
たぶん、きっと。自分の身に起きている現象は大きな事件なのだろう。なんだか楽しくなってきた。
瞬間、彼の脳内に大きな塔が現れた。
あぁ、そんな研究もあったなぁ
等と気楽に考えながら大佐のもとへと向かった。
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