第1章:躍動

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初夏を迎えようという季節柄か、午後3時になっても、まだまだ燦々とした太陽が眩しい。今後これが燦々からギラギラに変わっていくと思うと、我々おじさんたちには辛いものだが、今日は少年たちに元気を貰えてるからか、調子がいい。 「おーい、風希、アレックスくん。」 敦はPKゲームにも、いい加減飽きが回ってきただろう2人に声をかける。 「キャッチボールでもやらないか?」 「やるやるー!」 2人は声を揃えて言った。 今時、こんなに素直に運動に飛びつける子供は珍しいんではないかと、我が子ながらに感心をした。
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