第2章・第一部:平時

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キーンコーンカーンコーン このご時世、ちゃんとしたチャイムが鳴るのは珍しいのではないだろうか? この音が鳴り響いた後といえば何が思い出されるだろうか? 縄跳び、缶蹴りであるのか。はたまた、ドッヂボール、サッカーであるのか。 それはその人の時代によるものであるのだろうが、今も変わらないのは、 「おっしゃー、ボールは俺がもらった!」 「よこせよー!」 「ボールなんて誰が運んでも一緒だろ?早く行こうぜー!!」 子供たちは元気に外へ遊びに行くということです。 ちなみに意外に思うかもしれませんが、現代っ子って巷の公園の多くが球技を禁止してしまっているせいで、溜まっている鬱憤を小学校の昼休みに校庭で発散している子が多いんです。 都内であろうと、色々な子供たちが公園でのびのびと遊べる環境を大人たちで再興してあげたいものです。
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