第2章・第一部:平時

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「だいたいアンタも大概馬鹿じゃない!」 響子が立て続けに言う。 「俺は馬鹿でも、あんな風に馬鹿を丸出しにはしませんー!」 「なによ、それ。」 優真と響子はいつも喧嘩している。 もうこれは恒例というか、息をするように喧嘩をしている。 「ってか、馬鹿を否定しろよ。」
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