第1章:躍動

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キンモクセイって花のにおいが気持ちいい。 「アレックス。いくよー!」 半袖短パンの2人の少年が、小さな手、小さな身体をいっぱいに使ってキャッチボールをしている。 彼らの近くには、彼らのシャベルやバケツがほっぽりだされた砂場がある。 少年の一人は綺麗な金髪と鼻はやや高いがアジア系の柔らかな顔をしていた。それはアンバランスな組み合わせというよりも、綺麗にマッチしたかわいい少年である。 そしてもう一人はまさしく元気いっぱい、子供は風の子っていうのを体現している、快活さ溢れる少年である。
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