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「まじでやめ、、三島!」
体を押し返しているのに、腰に残る痛みと不安定な態勢のせいで力が入らない。
精一杯睨み付けても、
「そんな色っぽい顔で睨んでも逆効果だよ?」
熱を孕んだ瞳で返されるだけ。
「も、離せっ、て...」
「じゃあ、名前呼んで?」
「三島!」
「じゃなくて佑都って呼んでよ。」
なんで俺が。
でも解放されるにはそれしか...
また涙が出そうだ。
「ゆ、うと、、」
「ッ、もっかい。」
「--佑都!」
「--やっべ、、、」
そう呟いた三島は離れてはくれず、濃厚にキスをされた挙げ句、結局散々泣かされてしまった。
明日から俺はどうすればいいんだ。
俺の平穏を返せ--!!
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