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もっと顔を見たい、と思った。
「な、マジで俺が好きなの?」
聞かなくてもまるわかりだがそう問うと、思い切り首を縦にふる佐伯。
「ん、そうか。」
まだ俯いたままの顔を上げさせるため、顎に手をかけて、
「...いいよ、付き合う。」
軽くキスをした。
真っ赤に染まり驚いた顔を見て微笑む。
昼飯を食いっぱぐれたが気にしない。
ケンカが強くて恐いと評判の我が校の不良様。
でも、今日からその人がとびきり可愛い恋人になったから。
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