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「七瀬課長?起きて--うわ!」
「あっぶね!」
起こそうと恐る恐る肩に手をかけた先輩に手を振り回し、また眠る。
無理やり運ぼうにもこれでは--
普段とのあまりの違いに呆然としていると、
「よし、いけオカン!」
ポンッと肩を叩かれ、キラッという効果音が聞こえてきそうな素敵な笑みでのGOサイン。
「ええ!?無理で--」
「これもウチの課恒例の新人研修だ!」
----嘘だ。
そう思ったが、このままで帰るわけにもいかず。
「か、課長?」
恐る恐る、ビビりながら声をかけた。
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