声が聞きたい

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「ァッ、やぁ!」 暗すぎず明るすぎず、相手の顔が見える程度の明かりに包まれた部屋。 恥ずかしそうに捩る体を組み敷いて、首筋に口づけを落とす。 「まだ、慣れない?」 「だっ、て...」 恥ずかしいんだよ...と顔を背ける仕草。 隠していても分かる真っ赤な顔。 中途半端にはだけた服からのぞく、ほのかに色づく体。 そのなにもかもが俺を煽るのだと、いい加減分かってくれないだろうか。 上から見下ろすこの体勢だけでも、暴走してしまいそうな征服欲を抑えるのに必死だというのに。 甘い匂いのする体を撫で、舌を這わせる度にビクンと跳ねる。 初めてこの腕に抱いた時とは意味の異なる反応に、愛撫に熱を込めていく。
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