声が聞きたい

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「僕も、柊...あっ----!!」 頭に回った手に引き寄せられ、耳元に聞こえる低く掠れた控えめな声。 その声に煽られて、一緒に果てた。 君が好きだと言ってくれた俺の声。 君が喜ぶなら、どんな言葉もこの声で君に伝えよう。 きっと君は知らない。 俺のほうが君の声を聞きたくて、どんなことでも許してしまうほど君の声に弱いなんて。 でもこれは秘密。 これを言ったら、君に勝てるものが何もなくなってしまうから。
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