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ニコニコと目の前に座るイケメン。
「...」
休み時間になった途端教室に現れた三島は、綺麗な二重を細め、嬉しそうに笑顔を向けてくる。
その視線の先にいるのは、特に笑うわけでも喋るわけでもない俺。
あの、三島に襲われてから2週間。
その翌日から毎日休み時間の度に、こうしてやってくるようになった。
ただでさえ目立つ美形で、この学校の良くも悪くも有名人。
そんなやつが、わざわざ違うクラスに毎日来れば、チラチラとこちらを気にする視線が集まる。
本人はまったく気にしていないが--
「--おい。」
「ん?」
結局、俺のほうがいたたまれなくなって声をかけると、それはもう嬉しそうに色気なんぞ出してくる。
その威力に周りがざわめくのだ。
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