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「あああ、あの、先輩!」
焦っているような声に顔をあげると、耳まで真っ赤なタクの顔。
額同士を合わせて、
「ね、タク?」
「は、はいっ、」
フワフワな髪を撫でて、
「こっち、向いて?」
「や、あ、あの...」
目をそらせない距離まで近づいた。
「タク、僕が好き?」
「す、好き、ですっ、」
「ほんとに?」
せっかく合わせた視線をギューッと瞑って、コクコクと頷く。
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