短編集

納得できない

ありえない。
180cm超えの身長がある、健全な男子高生だぞ、俺は。

男に犯される趣味なんてこれっぽっちも持ち合わせていない。

一体誰がこんな－－

「痛い？慣れるまですこし待っててあげるから、そしたらすぐ気持ちよくしてあげる。」

暗闇でもわかるくらいの至近距離。

「三、島？」

軽くキスを落として頬を撫でる男の正体は、寮の同室で節操ナシで有名な同級生。

「なんで、おま－－ｸﾞｯ！？」

「それは....あとでね？」

勝手なことを言って腰を揺すられ、痛みが走る。