虎視眈々

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バカを玄関へ転がし、どっと増した疲れにその場へしゃがみこむ。 横でのんきに寝ているやつを見てイラッとしたので、そのまま放置して帰ることにした。 9月だが、風邪をひくことはないだろう。 まぁ別にひいても知ったこっちゃないが。 鍵が閉まってなくても自業自得だ。 「さて。」 どうやって帰っかなー、なんて考えながら立ち上がろうとする。 --が。 気づいたら、床を背中に押し倒されていた。 酔っ払いのバカに。
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