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「ハロウィン...」
「ん。俺はフランケンらしい。」
クラスのやつに言われた「お前は絶対フランケン!」という、謎のコスプレ提案を佐伯に伝えると、
「......似合いそう。」
チラッとこっちを見て呟いた。
フランケンってどんなんだっけ?
なんか、頭に釘だかネジだか刺さってるイメージしかないんだが...
コスプレか...
ふと、佐伯はなんだろうと考える。
犬...いや、
「--猫だな。」
普段の不良の姿とは想像もつかない二人きりでいるときの佐伯は、飼い主にだけなつく猫のようだ。
少しつり上がった目元も猫みたいだし、きっと似合う。
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