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最悪だ。なんだこれ。
呆然とする俺の顔中に、三島はキスをしている。
「おい、やめろ。」
肩を押して拒絶の言葉をかけても、やつは嬉しそうにしているばかりだ。
「もうどけよ。」
「やだって言ったら?」
混乱と怒りと恥ずかしさでごっちゃになっているのをなるべく抑えているのに、それを逆撫でする笑顔と言葉。
「ふっざけんな、ヤるならいつもみたいに他でヤれ!俺を巻き込むな!」
「ん~それはムリだなぁ。ていうかもう他ではできないかな?」
「はぁ!?」
「だってふざけてないし、まぁいきなりヤッちゃって悪いとは思うけど、ずっと我慢してたから暴走しちゃったっていうか?」
「な!?」
なにが暴走しちゃっただ!
そんなんで許されるか、馬鹿が!
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