六本木ヒルズで……

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´  多木数の子とは人気占い師のことで、 上京する際、新幹線の中で雑誌に掲載されていた記事を、真弓はたまたま読んでしまった。  その読んだ記事の内容というのが、 あなたは、近々運命の人と出逢う、と言う内容のもので、 その証しとして、あなたはアッカンベーやらお尻ペンペンなどを行う、と書かれてあったのだった。  信じられない真弓は、その雑誌を投げ捨ててしまう。  しかし、驚いたことに真弓の身に、 その記事の内容の事が実際に起こってしまい、 遂には止まらなくなってしまったのだった。 「あははは…… そう言えば、止めること書いてなかったわねぇ。 ……では教え致しましょう真弓さん。 それはですねぇ……その相手の方とキスをするのですよ」 「キスちぃ……唇の」 「あたり前よ。 思いっ切りやんなさいよ、ブチュッってぇ!」 「えっ、ブチュッってかぁ!」 ´
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