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――――あなたと出会って恋に落ちて。
あなたと出会うまでの私は、捕らわれた篭の鳥で。
どこまで行っても出口の無い、冷たい暗闇の中に居た。
人を愛する喜びを。
見返りなど求めず、ただ人を想い続ける心の強さを。
諦めずに自分を変える勇気を。
そして、
狂い咲くような女としての悦楽を―――
すべて、あなたが教えてくれた。
「…泣かないで。今泉さん。私はあなたの側にいるから…」
「俺は、亜紀を……」
…………
聞こえる。
あなたの声が。
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