カモン可愛い子猫ちゃん!衣服なんか捨てて掛かっておいで!

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「ふぅ~」 昼食に使った食器を洗った私は、厨房にあるテーブルの上で延びていた。 「ユリさん、お疲れ様です。」 お客さんを送り出したルナちゃんが戻ってきた。 「ルナちゃんもお疲れ様~」 「もう洗い物片付けてくれたんですね。ありがとうございます。」 「気にしないで。今日は一人分だったからすぐ終わっただけだよ」 この宿屋の宿泊率は結構バラバラで、多い時は何十人も来るけど少ない時は丸一日誰も来ないこともある。今日は暇な方だ。 「ねえルナちゃん。ズバッと聞くけど、今日みたいにお客さん全然来ない日とかあるけど、このお店大丈夫?」 「大丈夫ですよ。なにしろこの街の宿泊施設はウチだけですからね。」 「え!そうなの!?」 それなりに大きい街なのに一つだけなんだね。それなら安心……かな? 「それにうちには他の宿に負けない武器がありますから。」 ルナちゃんがふふんと鼻を鳴らした。可愛い♪ 「でもウチになにか凄い施設ってあったっけ?」 「はい。温泉です!」
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