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その後、月夜がそれはもう全力で、本気で、間違いなく殺す気で電気を撃って来たのをモロにくらい、下半身丸出しのまま真っ黒焦げになり気絶した俺。
確か親父から伝言だのどーのこーの言っていたような気がするが、それを聞く事は出来なかった。
「つーか人の部屋に入る時はノックとかするのが普通じゃねぇ?」
と、そんな昨日あった妹とのいざこざを、一緒に登校している親友に話す。
「ハッハッハ、そりゃ普通はそうだろうな、普通は」
この話を聞いて笑ってやがる。
「笑い事じゃねぇよ、俺のプライバシーはどうなるんだよ。ったく、おちおち性的欲求を一人で処理する事も出来やしねぇ」
「そりゃ困るよな、もし月夜ちゃんにベットの下に隠してる秘蔵のDVD集を見られたら、お前の特殊な性癖がバレてしまうもんなぁ?」
「あ? 別にそんなヤバい性癖はねぇよ。俺は普通だ」
「ふふーん、普通は普通なのかもしれねぇけど、お前が見たらちょいヤバい感じになるかもしんねぇぞー?」
にやけ面で右手親指と中指で円を作りその間から覗くようにこっちを見てくる親友。
「どーゆう意味だよ?」
「さぁ? どーゆう意味だろうねー? それにしても……月夜ちゃん、お前のチ◯コ見てしまったのか、ハハ」
はぐらかしながら、親指と中指の円の間から見える目は俺の股間へと視線を移す。いやちゃんと今はパンツもズボンも履いてますよ。
しかし、この親友……泡水 透四郎【アワミズトウシロウ】にはそんな布切れ、意味がありません。
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