第1章

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「あー!ズルイよ!」 ブーブーッ言ってるガキをスルーして。 俺はボールを拾いに行く。 今度はさっき直紀にやられたように目の前まで行って渡す。 「マサのバーカ!」 と言いながら直紀はドリブルを始める。 そこから俺たちは取っては取られ守っては守るを繰り返す。 10点先取なんて名ばかりで、お互いが負けず嫌いである為、今では何点入ったかなんてわからない。 気付けば日が暮れていた。
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