第1章

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「はい?」 切ろうとしていた指を離し、健二の声を待つ。 「実はさ、俺らチーム組み直すんだ、あいつら集めて」 それは直紀にとって衝撃の事実であり、待ち望んでいたことであった。 「本当ですか!?」 「おーよ、だからお前来る…」 「行きます!」 健二が言い切る前に、叫ぶように直紀が伝える。 「はは、おっけ、色々決まったらまた連絡するよ。」 「お願いします!…あ、あの、マサは」 「もちろん歓迎、連れてこいよ?」 「…はい!」 「よし、またな」 そう言い健二は通話を切った。
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