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携帯をしまい、直紀は夜空を見上げた。
---マサ、早く一歩踏み出そうよ。
今頃は家についているだろう友達を思って。
帰ろうと、直紀はコンビニのゴミ箱にゴミを捨てた。
「ん?」
そこでコンビニに貼ってあるポスターが目に入る。
"凪平高校文化祭"
「文化祭…使えるかも…」
歩き始めた直紀はもう一度携帯を取り出して、通話履歴の一番上、健二にかける。
----行動しなきゃ、始まらないんだよ、マサ
電話はすぐにつながる。
「あ、健二さん、度々すいません。ちょっと話がありまして…」
直紀もまた帰路につく。
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